2020年に外務省在外公館派遣員試験を受験しましたが、一次試験で不合格となりました。
今回は、その経験を振り返り、どこに改善の余地があったのかを考察します。
とゆうのも何年前の話してるんだって話ですが、急に気がむいたのでご容赦いただければ、
今後もしかしたら、再挑戦するかもしれないので自分のための備忘録として残しておくとともに、同じ試験を受ける方への参考になればと思います。
昔受けた時の記事はこちら
在外公館派遣員試験(大使館)を受けた話「落ちた」2020年の話改善すべき点はたくさんあるのですが、今回はその中でも以下の三つに絞って紹介したいと思います。
・求める人物像の理解不足
・自分のスキル・経験の棚卸しと求める人物像への紐付け
・志望動機と適性検査の回答に一貫性はあったのか
求める人物像の理解不足
そもそも、この試験に関わらずどの面接でも同じなのですが、面接先の企業や組織が求める人物像を正確に理解することは、非常に重要です。
前回受けた際はこの派遣員試験を通してどんな人物を求めているのかを全く把握していませんでした。
在外公館員に求められる人はどんな人か、そもそもどんな仕事をするのか。それらを具体的に把握する必要があったと思います。
試験に出てくる語学力、一般教養といった学力はもちろんですが、それ以外に、過去失敗した経験を克服した経験があり、それに再現性をもたせてこの仕事にも活かせるポテンシャルを求めるのか。
はたまた、国によっては、各国の王族や高官、日本からだと総理大臣や天皇家の方などをお相手するケースもあるため、それにふさわしい人間(具体的にはわかりません)がほしいのか。
そして、実際にこの在外公館ではどのような仕事をしているのか、1日のスケジュールはどのようなものかなども自分が実際に働いてるイメージが持てるくらい理解があると良かったかもしれません。
ウェブで調べ尽くす
2020年当時の記憶は正直定かでは無いのですが、昔より今の方が情報は転がっている印象です。
募集を出してる大元。
神田外語大学は毎年10人近くの合格者を出しており、HPからどんな人が人がどの国の公館で採用されてるかがわかります。
【日本外務省】在外公館派遣員のための1次筆記試験ガイドと対策戦略
さらにこのような記事もありました。私の記事より10万倍詳しいです。
実際に詳しい人に話を聞く
一番効率がいいと思うのは、その手の筋に聞きにいく。だと思います。
・公式で開かれてる説明会
・SNSで経験者を探してDM送る
そこで色々聞き込むのが一番なのではないかと思います。
人物像を知った上で自分の棚卸
よく自分の経験・スキルの棚卸をしましょうって就職・転職の話になると出てくると思いますが、誰に向けてを意識しないと、うまく棚卸のアウトプットができないのではないかと思います。
ですので、前述した求められている人物像から
スキル・原体験・仕事の内容・性格思考などで項目を作り、それを意識しながら棚卸すると整理しやすいかと思います。
例えば、仕事の内容を調べて「割と抽象的な内容の仕事を振られ、かつそれを一人で遂行することが以外と多い」としたら、
↓
「抽象的な指示を自分で考えて、物事を構造化して考える能力が必要そう。それと一人でするケースが多いなら、自分で検証・反芻して自走できる能力が求められていそう」
↓
ではその能力があるって言える自分の経験って何かあったか?
といった流れです。
どこにベクトルを向けるのかがざっくりわかるだけでも棚卸の精度は格段に変わると思います。
志望動機・日本語作文・適正検査の一貫性
あとは一貫性をもたせる。
適性検査は、適性を確認するだけでなく、回答に矛盾がないかを確認するためにも行われるようです。
その矛盾を生まないために前述した、「求める人物像」「人物像を踏まえた棚卸」をしておく必要がある。
履歴書の段階では200文字くらいの一般的な自己PRや志望動機を書くのですが、
日本語作文では、下記が出題されます。
1、希望する公館1つ書きその理由を15文字で説明
2、希望した公館で働いていることを想像して仕事の様子や生活ぶりを自由に記述
3、今まで苦労した体験とそれをどう乗り越えたのかをエピソードとともに記述
ここの項目はあまり変わらない見たいですね。
適正検査は適正を見る以外に回答に矛盾がないかを見ることもできるようです。
試験で使われる検査もSPIのような性格診断に加えて、この数字の中から好きなのを丸で囲ってとか、絵を書いてくださいなど、一見意味不明な問題が出てくる。
詳しくはわからないが、この辺りで無意識の性格などが出るようになってるのだろう。つまり、変に受かりそうな性格をイメージして回答すると余計に矛盾が出やすくなってよくない。
それなら求める人物像の理解と自分の棚卸しの段階で自分のこの部分でなら戦えると自分の強みを全面に出してマインドセットした方がいい。
そこまで準備できればわざわざ試験や面接のタイミングで嘘などつく必要もなくなるはず。
まとめ
以上です。今後試験を受けられる方に少しでも参考になればと思います。