大使館が募集してる「草の根・人間の安全保障無償資金協力」外部委嘱員(現地邦人委嘱員)の募集を受けた話【これも落ちてる】【2020年の話】

1. はじめに

この記事では、私が「草の根・人間の安全保障無償資金協力」外部委嘱員(現地邦人委嘱員)の試験を受けて落ちた体験についてお話しします。

この人落ちすぎだろwwwと思うでしょうが、安心してください。一番自分が思ってました。

この経験を通じて感じたことや、今後の改善点なども併せて共有したいと思います。同じような道を目指す方々にとって、少しでも参考になれば幸いです。

1.1 そもそも「草の根とは」

「草の根・人間の安全保障無償資金協力」とは、日本政府が行っている開発援助の一環です。このプログラムは、地域社会の基盤を強化し、住民の生活の質を向上させることを目的としています。具体的には、以下のような活動が行われています。

  • 学校や診療所の建設:地域の子どもたちに教育の機会を提供し、医療アクセスを改善するための施設を建設します。
  • 井戸の掘削:安全な飲み水を確保するため、地域に井戸を掘ります。
  • 職業訓練:地元の人々に対して職業訓練を提供し、持続可能な生計手段を確立する支援を行います。

このプログラムは、草の根レベルでの支援を通じて、持続可能な発展を促進し、貧困や紛争、災害などによる困難を克服することを目指しています。

1.2 当時の募集内容

私が応募したのは、「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の外部委嘱員、いわゆる現地邦人委嘱員の募集でした。このポジションの役割は多岐にわたります。

  • プロジェクト管理:現地で実施されるプロジェクトの進捗を管理し、適切に進行するよう監督します。
  • モニタリングと評価:プロジェクトの効果を評価し、改善点を見つけるためのモニタリングを行います。
  • コミュニケーション:現地の人々と直接コミュニケーションを取り、彼らのニーズや意見を把握します。
  • 報告と提案:現地での活動状況を日本政府に報告し、必要な提案を行います。

このように、多様なスキルと経験が求められるポジションであり、現地の状況を的確に理解し、柔軟に対応できる能力が必要とされます。

2. 選考プロセス

私の選考プロセスは、以下のように進行しました。

2.1 書類選考は通過した

最初のステップは書類選考でした。応募書類として、履歴書や志望動機書を提出しました。

書類内容の書式に指定が特になかったので、履歴書に加えて志望動機と項目を自分で加えて作成しました。

その内容も気が向いたら載せようかなと思います。

応募して1週間くらい後、書類選考通過の通知を受け取った時は、かなり嬉しかったです。

でもこれが慢心につながることとなるのです。

2.2 面接はオンライン通話(ノー準備で挑んでしまう。)

面接はオンライン通話で行われるとのこと。私は、日本にいるため、オンラインでの面接は便利だと思いました。

当時、青年海外協力隊の募集で合格要件は満たしている「登録」という通知はもらっていたので、面接もなんとかなるだろう。と思ったのと、国際関係の仕事あるあるかもですが、情報収集がしにくいこともあって全く面接の準備をしていませんでした。

面接で何を聞かれるかの想定。それに対する受け答えの準備

てかそもそも「草の根」て具体的に他のODA政策と何が違うのか??全く分かってませんでした。

2.3 面接がまさかの英語

というわけでぶっつけ本番で挑んだ面接なわけですが、当日大使館の面接官さんとお話することになった際。

「今から面接を英語で開始します」と言われました。

「ん??英語??」と。全く想定しなかったので面食らってしまいました。

加えて、当時オンライン面接が始めてだったこともあり、普通に近くに両親がいる実家でしかも英語を話さないといけないのかと思ってしまい、しどろもどろの面接となってしまいました。

結果はまあ落ちましたね笑

3. 改善点

選考に落ちたことを受けて、次の機会に向けての改善点を以下にまとめました。

準備の徹底

面接に向けた準備を十分に行うことが重要です。具体的には、以下の点に注意して準備を進めます。

  • プロジェクト事例の調査:過去のプロジェクトの成功例や失敗例を調査し、具体的なエピソードを準備する。これにより、質問に対して具体的かつ詳細に回答できるようになります。
  • 模擬面接の実施:面接で予想される質問に対して、自分の経験やスキルを交えて回答を準備する。模擬面接を行い、質問に対する回答を練習することで、自信を持って本番に臨むことができます。
  • 資料の整理:自分の経験やスキルを整理し、それをどのように活かして貢献できるかを明確にする。これにより、面接官に対して自分の強みを効果的にアピールすることができます。

英語面接の準備

草の根プロジェクトって、いろんな大使館で募集されているのですが、大使館によって求める能力が異なっています。

国によっては現地の言葉が必要な場合もあれば、私のように英語が使えれば良いというケースもあります。

そのため、募集要項でどの言語がどれくらい求められているかをなんとなく掴んでおく必要があります。

大使館の方から不採用の連絡をいただいた時、詳細は言えないとのことでしたが、圧倒的に英語能力が減点要因でしたと言われたので、準備していただけ結果は大きく変わっていたかもしれません。

4. まとめ

というわけで「草の根・人間の安全保障無償資金協力」の外部委嘱員のお話でした。

今は違う仕事をしていますが、大使館のお仕事ってやっぱ憧れますよね。年齢制限とかも特に大きくないので、どこかのタイミングでいつかまた挑戦してみたいなと思っております。

では