私は過去(2020年頃)に陸上自衛隊の幹部試験(院卒者枠)を受けたことがあります。結果は2時面接で不合格でした。
ただ当時の記憶で、一次面接の試験を突破しただけでも個人的にすげええ!と思ったので、今回はその経験を基に、試験内容の紹介をしたいと思います。
この情報が、これから受験を目指す方々の参考になれば幸いです!
そもそも受験に至った背景
当時、大学院を2019年度に修了してからJICA海外協力隊で途上国行きたいなと考えてました。こちらは2回挑戦して最後補欠合格的な結果になったのですが、例のコロナウィルスさんのおかげでほぼ100%イケなさそうという状況に。
絶賛人生迷走期だったので、予備自衛官(国が攻められる、自然災害などの有事に招集される非常勤のようなポジション)に応募だけしておこうと思い、大阪の自衛隊事務所に行ったら
年齢的に大学院生枠の自衛隊幹部あるから受けてみたら?と言われる。
この世の中、何が起こるかわからないし、自分や国を守れる力がつくのはいいなと思い流れで受験することに。
試験概要
陸上自衛隊の幹部候補生試験は、主に一次、二次で構成されていました。
一次試験は筆記試験が中心で、一般教養と専門知識が問われます。
二次試験では、面接と健康診断が実施されます。
一次試験の詳細
一次試験は、以下の科目から成り立っています。
記憶曖昧なので(出港用意!護衛艦「ひとなみ」航泊日誌) から引用。
- 「一般教養」「専門択一」「専門記述」と、3種類の筆記試験
- 1、一般教養
- 試験時間180分 マークシート記入式
- 「その1」と「その2」に分かれている。
- 「その1」「人文科学」「社会科学」「自然科学」「英語」
- 「その2」は「文章理解」「数的推理」「判断推理」「資料解釈」
- 2、専門択一
- 試験時間110分 マークシート記入式で
- 「人文科学」「社会科学」「理・工学」のうち1科目を選択
- 各科目は30題程度出題され、その中から20問を選択する。
- 3、専門記述
- 試験時間90分 論述式
- 「心理」「教育」「英語」「行政」「法律」「経済」「国際関係」「社会」「数学」「物理」「化学」「情報工学」「電気」「電子」「機械(造船を含む。)」「土木」「建築」「航空工学」「海洋・航海」の中から1科目を選択。
- 1科目につき1~2問が出題され、その全てに解答する。
- 4、院生枠専門記述
- 試験時間90分 論述式
- 「理工系」「社会科学系?」などの中から1科目を選択
- 2問ほど出題され解答。
- 社会科学系には「行政学」「法学」「国際関係学」に分かれていた。
教養は高校までのレベルを抑えていれば問題なさそうで、専門択一、専門記述は大学の学問ちゃんと勉強してれば大丈夫。
大学院専門は詳しく無いと問題の意味がわからない。
といった印象だったが、
一番きついなと感じたのが、試験時間。
試験の合計時間を合算すると8時間近くあります。
一次審査通っただけでも自分を褒めてあげたい。
二次試験の詳細
一次試験を通過すると、二次試験として面接と身体検査が実施されます。
面接は、各地域の主要駐屯地で実施されます。
質問内容などは、正直あまり覚えていないのですが、印象に残っていたのは
・自衛隊には長く勤めたいですか?
・自衛隊でやりたいことはありますか?
といった質問をされた気がする。
当時自分は海外で働きたい思いが強かったせいか、自衛隊の参加しているPKO(国連が紛争地域に介入するやつ)に参加したい。多分長く勤めないと思う。とド正直に答えてしまった。
絶対落ちた要因これでしょ。
面接の詳細は下記内容を引用したのでこちらでご確認を。
- 面接
- 志望動機: 自衛官になりたい理由を明確にし、自分の言葉で説明できるようにします。具体的なエピソードを交えると効果的です。
- 自己PR: 自分の強みや特技を整理し、それが自衛官としてどう活かせるかを説明します。短所についても、改善の努力をアピールすると良いでしょう。
- 模擬面接: 実際の面接に備え、模擬面接を行い、フィードバックをもらいながら改善を重ねます (出港用意!護衛艦「ひとなみ」航泊日誌) 。
おわりに〜当時のこと
以上が、自衛隊幹部試験の内容と対策についての振り返りです。
私自身の経験を通じて、試験対策の参考になればと思います。
と終わる前に、色々当時感じたこと。
・試験斡旋してくれた隊員や、試験官さんなど皆さん良くしてもらった。
・試験や面接で知り合った人たちもいい人が多かった。
・落ちた時は、結構絶望してたけど、今となっては貴重な経験ができて感謝
・でもタイミング見て予備自衛官はなっておきたいな。
すごい内容薄くて大変申し訳ないです笑
幹部候補生を目指す方はぜひ頑張ってください!!